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大切な人へ気持ちを伝える日

2月14日はバレンタインでしたが皆さんはいかが過ごされましたか?

ニュースや特集を見ていて
バレンタインデー=女性が男性に想いを伝える日
という思考がまだまだ日本は強いなと感じ、私が感じたことについてまとめています。

テーマとしては【ジェンダー(性の多様性)平等の視点でバレンタインデーを子どもに伝える】についてです。

目次

そもそも、ジェンダー平等ってなに?

「ジェンダー」とは、社会のなかで生まれた男女の役割の違いによって生まれる、社会的・文化的な性別のことです。

「ジェンダー平等」とは、性を理由にした差別をなくし、すべての人が平等に自由でいられる権利を持つことを目指すことで、2015年の9月に国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals)における目標の1つにもなっています。

「SDGs」とは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標で、日本も取り組んでいます。SDGsは17項目の目標があり、5番目にあたる目標が「ジェンダー平等を実現しよう」というものです。


日本は、ジェンダー平等における課題が多くあります。昔から男性は外で働き、女性は家のことをするというイメージが強いのが日本であり、日々生活している中でも不必要に男と女で区別するシーンが多くみられます。特に子どもの生活では保育園、幼稚園での色や席、制服など区別されることが多いなと感じます。

「こういうものだ!」と一度認識した価値観を、ある年齢を迎えてから変えていくことは難しく、時間もかかります。子ども達の価値観が作られていく幼少期、一番近くにいる家族との関わりからジェンダー平等の思考を親が持つことが、未来の日本の当たり前にジェンダー平等が浸透していることに繋がると信じ、おうちde性教育の取り組みの1例としてわが家での実践している例を紹介します。

バレンタインのとらえ方

2月14日はバレンタインデー。世界各地で「恋人たちの日」として親しまれており、日本でもおなじみのイベントですね。ご家庭でお子さんと楽しまれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

日本では独自の文化として、主に女性が男性にチョコレートを贈り、想いを告げる日として根付いておりますが、近年は“女性から男性へ”という形にこだわらず、友人同士で贈る「友チョコ」や、男性が女性に贈ることも増えてきていたり、贈りものもチョコレートに限らないことも多くなっています。

バレンタインデーの根本にあるものは「大切な人に気持ちを伝える」ということです。想い人や恋人、夫婦、友人や同僚、お世話になった人。そして毎日家事、育児をこなしている自分自身も大切に!そんな大切な人に愛や感謝の気持ちを伝える日として、贈り物とともに気持ちを伝えあえるステキな日です。

ご家庭でも❝女性から男性へ❞をとっぱらって『大好き』を家族で伝えあう日としてわが家は過ごしました。日々過ぎていく中で、改めて気持ちを伝い合える時間は、互いの気持ちを感じられる時間です。

ホワイトデーにむけて

バレンタインデーの1ヵ月後、3月14日に待っているのはホワイトデーです。想いを伝えてくれた方へ感謝を伝える日として、日本が発祥で作られた日本独自のイベントだそうです。改め互いにありがとうを伝えあえるステキな機会ですね♪

大切な人への贈り物はバレンタインも同様ですが、大切な人が好むものを贈るのが一番喜ばれます。日本独特のチョコにこだわらず好きなものや言葉を贈ってみるのはいかがでしょうか?

おうちde性教育の視点からイベントを楽しむ

性教育といわれると

  • 「第二次性徴のこと?」
  • 「妊娠・出産のこと?」
  • 「性行為・性感染症のこと?」
  • 「性犯罪のこと?」
  • 「バレンタインデーと何の関係があるの?」

そう思われた方も多いのではないでしょうか?

実はこのジェンダー(性の多様性)についても性教育の分野の大きな項目の1つなんです。

世界で考えられているUNESCO等が提唱する包括的性教育の目的では、

  • 自らの健康と幸福(well-being)および尊厳を実現すること
  • 尊重された社会的・性的関係を育てること
  • 個々人の選択が自己や他者の幸福にどのような影響を与えるかについて考えられること
  • 生涯を通じて自らの権利を守ることを理解すること

とあげられています。少し難しい言葉が続きましたね。

つまり、互いの考え方、生き方を尊重し合い、だれもがみな幸福になることが大切であるということと考えます。

性の多様性についても親だとしても子どもが想っていることは全てはわかりません。

  • 身体機能としての性別
  • 自分が頭で感じる性別
  • 表現したいと思う性別
  • 好きになる人の性別

全部が一緒の人もいれば、性の不一致を感じている人もいます。そのときどきで変わる人もいます。これが男性、これが女性と区別することなく、だれもが皆好きな人、大切な人がいていい。そんな考え方が子どもたちの周りに当たり前に合ることが大切です。

おうちde性教育はここからスタート

「何から性教育を始めたらいいの?」なんてご質問をよく頂きます。

性教育のスタートは「あなたが大切」ということを伝えていくことが大切です。

人から無条件に大切にされる経験が自分自身を大切にしたいという心の土台となり、そのために自分自身について知り、大切に心と体を守る方法を知りたいと思えるようになります。

また、あなたと同じく、あなたの周りにいる全ての人が人から大切にされている、大切にされるべき存在であることを知ることで相手の人も大切にしたい心が育まれていきます。

その全てのスタートは「あなたが大切である」ということを何度も何度もたくさん伝えていくことなのではないでしょうか。

普段何気なく伝えられずに過ぎてしまっていることも、イベントをきっかけに改めて気持ちをて伝えあえる日として活用されてみてはいかがでしょうか?

まとめ

イベントを通して感じた日常での性教育について今回はまとめました。

わが家は同時に誕生してきたときの写真や小さい頃からの動画を振り返ることで家族になることや妊娠、出産のこと、身体が変わっていくことなども伝えています。

これを機に発信もスタートしていこうと思っています。次回をお楽しみください。

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